photo credit: llee_wu 教えを示していわれた。 仏道を学ぶものは、後日まって修行しようと考えてはならぬ。ただ、今日ただいまの時を空しく過ごすことなく、毎日毎日、毎時毎時、つとめはげまなくてはならぬ。こ…
さらに表示 一ノ六 学道の人は後日をまつて、行道せんと思うことなかれ月: 2011年4月
一ノ五 古人いはく、聞くべし、見るべし
ある日、教えを示していわれた。 古人は次のようにいっている、「聞くがよい。見るがよい」と。また、次のようにいっている「経験したことがないなら、見るがよい。見た事がないなら、聞くがよい。」と。そのいう意味は、「聞くよりは見…
さらに表示 一ノ五 古人いはく、聞くべし、見るべし一ノ四 学道の人、衣食に労することなかれ
いろいろはなされたついでに、教えていわれた。 仏道を学ぶ者は、衣食のことを心配するな。 わが国は、インド、中国のような文化の中央から、遠くはなれた小国ではあるけれど、昔も今も、顕教や密教において有名となり後の世までも名を…
さらに表示 一ノ四 学道の人、衣食に労することなかれ一ノ三 学道の人、衣食を貪ることなかれ
教え示していわれた。 仏道を学ぼうとする人は、決して衣服や食べ物を、むやみに欲しがってはいけないのだ。人には、それぞれ、その人の一生涯の食べ料がそなわっており、また、寿命がそなわっているのだ。それぞれ与えられた分限以上の…
さらに表示 一ノ三 学道の人、衣食を貪ることなかれ一ノ二 我病者なり、非器なり
教え示していわれた、 ある人が、「私は病身である。力量もない。仏道(悟りの道)を学び修行するに、耐え得ない者である。そこで仏法の教えの最も大切なところだけを聞いて、家族から離れて独り住い隠居して、心身を大切にし病気を養生…
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