前集8 天地は寂然として動かずして

天地はまったく寂然としていて動かないが、その間にも天地のはたらきは、休むことなく止まることもない。また、日月は昼夜、たゆみなく運行しているが、しかも日月の正しく明らかなことは、永遠に変わることはない。それゆえに君子は、ひまな時には、とっさの場合に応ずる心構えを持つ必要があり、(反対に)、忙しい時には、悠々閑々たるゆとりある趣を持つ必要がある。

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