濃い酒や肥えた肉、辛いものや甘いものなど、すべて濃厚な味の類は、ほんものの味ではない。本物の味というものは、(水や空気のように)ただ淡白な味のものである。(これと同じく)、神妙不可思議で奇異な才能を発揮する人は、至人では…
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禅を中心とした先人たちの言葉をまとめました。
前集6 疾風怒雨には
暴風豪雨の日には、非常の小鳥までも憂え恐れて悲しげである。(これに反して)、天気晴朗で穏やかな風の日には、草木も生き生きとして喜んでいるようである。してみると、天地には一日たりとも和気がなければならない。(これと同じく)…
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人間は平素、常に耳には聞きづらい忠言を聞き、常に心には思い通りにならぬことがあって、それでこそ徳に進み行いを修めるための砥石となる。(これとは反対に)、もしどの言葉も耳を喜ばせ、すべてのことが心を満足させるようであっては…
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権勢名利や豪華華美の類に、近づかないように心がけるものは潔白な人である。然しそれに近づいても、その悪習に感染しない者こそ、最も潔白な人物である。権謀術数のたぐいを、全く知らない者は高尚な人である。然しそれを知っていても、…
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君子の心栄えは、青天白日のように公明正大にして、常に人にわからないところがないようにさせねばならない。然し才智の方は、珠玉のように大切に包み隠して、常に人にわかりやすいようにしてはならない。(その心事が明白ではいと陰険だ…
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