人から受ける恩恵は控えめにして、他人より先に取ろうとしてはならない。しかし人のためになると公卿は進んで行い、他人に遅れを取ってはならない。また、 人から受け取る物は、もらうべきであっても分相応を超えてはならない。しかし、…
さらに表示 前集16 寵利は人前にカテゴリー: 観想
禅を中心とした先人たちの言葉をまとめました。
前集15 友に交わるには
友人と交わるには、利害打算からでなく、少なくとも三分がたの義侠心を持ち合わせていなければならぬ。また、ひとかどの人物となるには、世俗に流されるのではなく、少なくとも純粋な一点の本心は残しておかねばならぬ。 Related…
さらに表示 前集15 友に交わるには前集14 人と作りて甚の高遠の事業なきも
ひとかどの人物となるには、格別なにも高遠な事業をなさずとも、めいりの俗念さえ払い落とすことができれば、そでもう名士のなかま入りである。また、学問をするに当たっては、格別なにも学識を増やす工夫をしなくても、外物によって心が…
さらに表示 前集14 人と作りて甚の高遠の事業なきも前集13 径路のせまき処は、
狭い小さいみちのところでは、まず自分が一歩よけて、相手を先に行かせてやり、また、おいしい食べ物は、自分のを三分がたへらして、相手に譲り十分に食べさせてやる。一歩を譲り三分をへらして与えるという、このような心がけこそ、世渡…
さらに表示 前集13 径路のせまき処は、前集12 面前の田池は、
この現世に処する心構えとしては、できるだけ心を広く開放して、不平不満を抱いて嘆く人がないようにするのがよい。また、死後にまで残る恩恵については、なるべく長く構成に伝えて、人々に乏しいという思いをさせないようにするのが良い…
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