教え示していわれた。 仏道を学ぼうとする人は、決して衣服や食べ物を、むやみに欲しがってはいけないのだ。人には、それぞれ、その人の一生涯の食べ料がそなわっており、また、寿命がそなわっているのだ。それぞれ与えられた分限以上の…
さらに表示 一ノ三 学道の人、衣食を貪ることなかれカテゴリー: 正法眼蔵
正法眼蔵(しょうぼうげんぞう 正法眼藏)は、禅僧が執筆した仏教思想書である。正法眼蔵という言葉は、本来は仏法の端的な、すなわち肝心要の事柄を意味する。
一ノ二 我病者なり、非器なり
教え示していわれた、 ある人が、「私は病身である。力量もない。仏道(悟りの道)を学び修行するに、耐え得ない者である。そこで仏法の教えの最も大切なところだけを聞いて、家族から離れて独り住い隠居して、心身を大切にし病気を養生…
さらに表示 一ノ二 我病者なり、非器なり一の一 はづべくんば、明眼の人をはづべし
道元禅師が教え示していわれた。 他人の見る眼に気をつけようとするならば、よく眼の見える人たちが、どのように思うか、に気をつけるべきである。 私が宋にいたとき、天童山の如浄禅師が、私を侍者にしようとして、「外国人ではあるが…
さらに表示 一の一 はづべくんば、明眼の人をはづべし