マーケティングの最近のブログ記事

WEBマーケのことを中心に考えていたが、このほど「色」の指定で紙とWEBで大きく違うことを勉強した。マーケの仕事をしていた中で、この知識はクリエイティブを作る上で非常に重要なことなので、把握をする必要があるため記述しておく。

  1. CMYK
  2. RGB
  3. DIC
  4. PANTONE

1.CMYK(出典:ウィキペディア)

CMYK(またはCMYKカラーモデル)はの表現法の一種で、シアンマゼンタイエローブラックの4種から成る。CMYKはシアン(Cyan)マゼンタMagenta)、イエロー(Yellow)とキー(Key)から頭文字1字を取ったもの。但し同様の意味でCMYBkと表現される場合はBkはブラックを指す。

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2.RGB(出典:ウィキペディア)

RGB(またはRGBカラーモデル)はの表現法の一種で、Red)、Green)、Blue)の三つの原色を混ぜて幅広い色を再現する加法混色の一種である。RGBは三原色の頭文字である。ブラウン管(CRT)や液晶ディスプレイ(LCD)、デジタルカメラなどで画像再現に使われている。

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3.DIC(出典:ウィキペディア)

1967年から出版され、印刷会社デザイナーなどの間での指定や色合わせに利用される代表的な色見本帳である。DICカラーや、単にDICとも呼ばれる。

色は、マンセル・カラー・システムオストワルト・カラーPCCSの色相環を元に、系統的に分類、配列され、カラーナンバーと色相インキの配合比率が表示されている。の印刷方法は特色で、実際の印刷の際に同じ配色を用いれば限りなく近い色を再現することができる。姉妹品のカラーチャートシリーズなどはプロセスカラーで印刷されている。

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4.PANTONE(出典:ウィキペディア)

パントンPantone)はアメリカ合衆国ニュージャージー州に本社がある企業。「パントン・マッチング・システム」という色見本はグラフィックデザインや印刷、テキスタイル、プラスチックなどの業界ではデファクトスタンダードとなっている。

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DIC は、日本独自の規格らしく、通常の印刷物でDICでやりとりをしていたところ、ストラップなどを作成する場合は、海外発注などの場合は、Pantone指定するようである。このため、デザインを決めると同時にグッズを作成する場合は、色指定をデザイナーにしてもらうことが非常に重要である。これを忘れると、とんでもないグッズができてしまう・・・。

『失敗学の法則(畑村洋太郎著)』のという書籍を読み、【失敗】することがこれほども論理的なものかのという感を改めて感じた。失敗するにも【法則】がありそのラベリングだけでも抜粋してみる。
【失敗の基礎知識】
  1. 『逆演算』で失敗の<からくり>がわかる
  2. 『失敗の脈絡』分析で失敗を予測せよ
  3. 失敗は確率現象である
  4. 失敗は拡大生産される
  5. "千三つ"の法則
  6. 『課題設定』がすべての始まり
  7. 仮想演習がすべてを決める
  8. 『暗黙知』を生かせ
  9. 質的変化を見落とすな
  10. 『チャンピオンデータ』は闇夜の灯台
  11. 『山勘』は経験のエッセンス
  12. すべてのエラーじゃヒューマンエラーである
  13. 新規事業は隣接分野でしか成功しない
という2章までの項目を羅列してみた。
畑村氏は、機械の回路設計などの経験より、『失敗学』というものを研究されており、非常に明快な論理により、『なぜ失敗するのか?』を具体的に本書の中で見解を述べている。

 私も社内のプロジェクト企画などに参画することが多いが、『課題設定』が何なのかを問うても、具体的な見解が出ないものは、これまでも成功しておらず、まず、この辺りから整備をしなければならないと考えている。
 なぜ、『失敗』してしまうのかの『敗因分析』も重要なPDCAの一つである。本書を参考にされたし。
マーケターは、ターゲット市場から期待する反応を引き出すために、様々なツールを使います。こうしたツールによって構成されたものをマーケティング・ミックスと呼びます。マーケティング・ミックスの分類はこれまで様々なものが提唱されましたが、最も代表的なものは、1961年にアメリカのマーケティング学者、ジェローム・マッカーシーが提唱した、製品(Product)、価格(Price)、プロモーション(Promotion)、流通(Place)からなる4Pという分類です。

マーケティング・ミックスの4P図

はじめに書いたとおり、マーケティング・ミックスはマーケターがターゲット市場から期待する反応を引き出すために用いるマーケティング・ツールの組合せです。当然、企業は事業内容や戦略の相違によって、異なるマーケティング・ツールの組合せを行ないます。そのため、4Pという整理の仕方にも、これまで以下のような様々な疑問が投げかけられてきました。

  • フィリップ・コトラーは『コトラーのプロフェッショナル・サービス・マーケティング』(ピアソン・エデュケーション刊)の中で、プロフェッショナル・サービスのマーケティング・ミックスとして、物的証拠(Physical evidence)、プロセス(Process)、人(People)を加えた7Pを提唱しています。
  • 個別化(Personalization)をマーケティング・ミックスに加えようという意見も出されました。
  • Pという頭文字に固執するのをやめ、各Pの本質的機能によって次のような再定義が提唱された時期もありました。
    製品 = 構成(Configuration)
    価格 = 評価(Valuation)
    流通 = 円滑化(Facilitation)
    プロモーション = 象徴化(Symbolization)

これに対して、4Pというマーケティング・ミックスの視点はいずれも売り手の側の見方であり、買い手側の視点での4Cという根本的な批判を行なったのが、ロバート・ラウターボーンです。

買い手の視点から見た4C

ラウターボーンは、売り手は4Pを設定する前に、まず買い手の視点での4Cの検討から入るべきだと主張しています。4Cとは、顧客価値(Customer value)、顧客コスト(Customer cost)、利便性(Convenience)、コミュニケーション(Communication)からなり、それぞれ4Pに対して以下のような形で対応しています。

買い手の視点から見た4C図

ラウターボーンが主張しているのは、マーケターはターゲット市場の顧客を4Cの視点で理解すれば4Pの設定もはるかに容易になるということです。そもそもマーケティングがターゲット市場を決め顧客を理解することからはじめる活動だということを考慮すれば、ラウターボーンの主張はきわめて正当性があります。どんなベネフィットをもたらす製品を開発するのか、どんな価格で売るか、どんな販売チャネルを使うか、どんなプロモーションを行なうのかといった判断も、対象となる顧客や市場が決まっていてはじめて下すことができます。適切なマーケティング・ミックスを行なうためにはまず顧客ありきの視点が必要なのです。しかし、逆に言えば、4Pがマーケティング・コンセプトに基づくものであることを考えれば、4Cの視点はあらかじめ4Pの中に埋め込まれているということもできます。顧客志向でないマーケティングなどありえないのですから。
WEBプロモーションで面白いものが一覧でありました。非常にお金がかかっているなという感じです・・・。
月間『広告会議』より

WEBサイトの運営 : インターネット統計資料

WEBサイトの運営
インターネット白書

(総務省)
総務省インターネット統計

(セキュリティ情報リンク集)
エキサイト
IPA
 アクセス解析などの分析の結果、データを見て誰でも分かるような事をレポートすることは最低限のスキルだ。今日は、データから読み取れる【可能性がありそうなもの(こと)】をどのように炙りだしていくかの方法論について述べる。

【類推法】(同じような条件のものと比較)
同じ『類』のものをつかって『推』し測ること

【隠喩法】(他カテゴリから真似る)
ある行動パターンをものさしにして、ここにないものを創造する手がかりにすること

【帰納法】(いろいろな事象から法則を見つけ出す)
いくつかの現象からある一般的な法則や原理を見つけだしていくこと

良い企画者は、仮説を作ることによって見えないものを見えるように形づくっていく。
見えないものを仮説立てし、現在そこにある問題の解決の糸口をみつけようとすることである。

【ここにないものを提示・証明する = アブダクション力】

【アブダクション力を鍛える】
◆スキャンパー法(SCAMPER) = 類推的推論を鍛える
アイデア創出法であり、1970年代に考案されたものである。
Substutute・・・置き換える
何か代わりになるものを活用した、他のグループの人を登用したなど

Combine・・・・組み合わせる
異質と思われていたものを部分的に組み合わせた、目的、用途などを組み合わせたなど

Adapt・・・当てはめる
似たようなものを付け加えた、過去の事例に照らして活路を見出したなど

Modify・・・修正する
何か新しいものを付け加えた、高さ・重さ・強さなどを変えてみたなど

Put to other users・・・別の使い道を考える
そのままで別の用途を見出した、想定外の顧客に使ってもらえた

Eliminate・・・余計なもものを削る
何かを省くことで売れ行きが高まった、何かを犠牲にするとことで成功したなど

Rearrange・・・もう一度整理する
『再』結合することで価値が生まれた、逆さまにしてみたら改善ポイントが分かった

【ブルーオーシャン戦略】

『新しい価値曲線を描くための4つのアクション』
・取り除く ・増やす ・減らす ・付け加える 同じような発想法である。
◆エクスチェンジ・ブレーンストーミング法 = 隠喩的推論を鍛える
議論している対象を別の対象に思い切って交換してみることで、普通のブレストだけでは見えてこないものを引っ張っていく手法。
【議論の対象と目的】
(例)30代に家を買ってもらう
【何らかのデータの裏づけがあるファクト】
(例)住宅購入の頭金が少ない
【オーバーな方向】
(例)さらに少ないと・・・
【ブレーンストーミング議論の対象】
(例)初任給を貰った人なら?

◆フレームワーク・メーキング法 = 帰納的推論を鍛える
色々な事象から、自分なりの『法則』を作っていくトレーニングだが、ないものを創出する場合は、経験知を基にしていくことが効率的である。
例えば、webサイトの構造を研究していく場合、
同じ目的を持ったWEBサイト(BtoB、医療系、ニュース系など)を比較して、どこにどのような機能があるのかを比較し、目的ごと、業界ごとの法則を見出していく。中でも成功しているか否かという点でも比較し、法則をより使えるものにしていきたい。
これは、日々の努力が必要であり、自分の力で『法則化』することが不可欠です。

天才的なひらめきというのもあるかもしれないが、脳が疲れるまでどのくらい考えられたかという時間にアブダクション力は比例するようだ。

(出展:『Web Site wxpert』)
実際に強いブランドを作るのにはどうしたらよいのでしょうか?
少し前に話題になった本に、「あのブランドばかり、なぜ選んでしまうのか」があります。この本は世界中からシェアアップを果たした1000を超すブランドの事例を集め分析された本です。
ここでは、消費者の購買動機を大きく5つに分類し、消費者の購買動機を28種類に分析してあります。
 5つの購買動機とブランド戦略のねらい
   便益:消費者の「認識上の便益」を作り出す
   規範:消費者の「規範意識」に訴える
   認識:その商品を認識する枠組みを変える
   アイデンティティ:その商品により消費者が自己表現できるようにする
   感情:消費者に愛される
さらにこれらの購買動機に対応した戦術を合計28個紹介しています。あくまで演繹的ですから、理論を要約して紹介することができません。法則の名前とごく簡単な内容を羅列しておきます。

<ブランド強化の理論28条>
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「あのブランドばかり、なぜ選んでしまうのか」東洋経済新報社より抜粋

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