生産性分析は、企業が投入した資本・労働力・原材料などの経営資源(生産要素=インプット)とその生産要素を使って獲得した産出量(アウトプット)の関係をしめすものであり、生産の効率(能率)を表す指標。
●生産性=産出量(output)/投入量(input)
生産性を高める→■投入量一定で産出量を増やす ■産出量減らさず投入量を減らす
●労働生産性=産出量/労働力
●資本生産性=産出量/資本
1.生産性と付加価値
企業が外部から購入した原材料・サービスに対して企業内でどの程度新たな価値を生み出したかを意味するもの
付加価値額=経常利益+労務費+人件費+支払利息割引料-受取利息配当金+賃借料+租税公課+減価償却実施額
2.生産性分析
①労働生産性(円/人)=付加価値額/従業員数
②資本生産性(設備生産性)=付加価値額/(有形固定資産-建設仮勘定)
3.生産性の細分析
①労働生産性=(売上高/従業員数)x(付加価値額/売上高)=従業員1人あたりの売上高x付加価値率
②労働生産性=(有形固定資産/従業員数)x(付加価値額/有形固定資産)=資本装備率(労働装備率)x資本生産性
③労働生産性=(人件費/従業員数)/(人件費/付加価値額)=従業員1人当たりの人件費/労働分配率